
京都府の谷止工は工程が順調に進み、台風などによる出水にも問題がないようです。
写真を見ていただくと、間伐エース工法の標準図に準じた型枠割付図に基づいてしっかりと作業されていて、現場の管理が行き届いている様子がわかって頂けると思います。
木製残存型枠の方はコンクリート打設迄にあと1段鉄筋を取付けるのですが、作業が終わった合板型枠側に比較すると「これだけのセパで大丈夫?」と思われるかもしれません。
確かに下流側型枠の半分以下のセパしか入っていません。
写真でもわかるように既設コンクリートに設置したアンカー鉄筋が下流側は垂直に、上流側はセパの勾配に合わせて斜めに入っています。
溶接長をしっかり確保する(60mmを標準にしています)ためには必要な処置です。
力学的に配置を考えた上で、接合部の溶接を型枠の強度計算に基づきしっかりとチェックしておけば問題は有りません。
少ない溶接箇所をしっかりと管理することが作業効率を上げ、型枠の強度を確保することにつながると考えます。
素晴らしい会社、監督さんに間伐エース工法をお使いいただき幸せなことです。