間伐エース工法協会
会長 岡 拓司
間伐エース工法協会ホームページをご覧いただきありがとうございます。
間伐エース工法協会は平成21年夏に間伐エース工法A型を開発し工法の改良と普及に努め、工法発祥の地福井県では多くの施工実績を重ねるところとなりました。
その後、他府県に出向いて工法普及に務める中、各都道府県ごとに産出される樹種や太さが異なることから
残存型枠工法に求められるところも異なり、各地で採用される工法にも夫々特徴があることを知りました。
また、最初は丸太材を使用することが一般的であったものが、木製残存型枠工法の普及につれ太鼓落しや
3面挽きに加工して使うことも一般的になりました。
このような中で、将来木材が腐朽剥落した後の構造物表面を思う時、これまでの工法では錆びた鋼材が構造物表面に
露出することは土木構造物として問題があると考え始めて、平成24年にA型を改良し開発したのが間伐エース金具K型です。
K型金具では支持部材(リップ溝型鋼75×45)は被り60mmを確保してコンクリート内部にあり、
将来コンクリート表面に露出した金具の一部も折り取ることが可能とし、コンクリート構造物表面は
木材の木目が残る滑面になります。
間伐エース工法K型は福井県をはじめ多くの方々のご理解とご協力を賜り、平成28年度林野庁「森林土木木製構造物暫定歩掛」
として御採用頂くき、令和2年度からは京都府発注治山工事の標準工法として設計図書に記載されるところとなりました。
間伐エース工法K型は将来の構造物外観に配慮する木製残存型枠として、幅広い工種で利用可能な優れた工法と自負しています。
「間伐エース工法協会」は工法の普及・販売により国内木材の利用促進に寄与し、地域の森林環境の保全と林業の活性化、
さらには素晴らしい日本の自然と地域を守ることに貢献できればと存じます。
皆様のご支援ご指導とご協力をお願い申し上げます。
間伐エース工法協会
会 長 岡 拓 司